オフサイド


そのとき、私の頭に浮かんだこと。 


それは……


バイト、これからどうしよう。


店長さんにお願いして、早番に替えてもらおうかな?


それか、バイトのあと、お母さんに迎えに来てもらう方がいいかな?


もしも、またあの男が店に来たら……。


ブルブルっと身体が震えた。


今は、バイトのことも何も考えたくない。


なんで、私がこんな目に……!?


言い知れぬ恐怖に眩暈がしそうだった。





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