ちょっと短いお話集
拳銃売っています
ある日、日本でも拳銃を保持して良いという法律ができた。
すると、すぐにわたしの郵便受けに、拳銃一丁三千円というチラシが入っていた。
「こんなの居るもんか」
わたしはそう言ってそのチラシを捨てた。
だが、それから数日後、わたしはストーカーに悩まされるようになった。
電話の盗聴に始まり、なにを買ったか、なにを食べたかを知るためにゴミ箱まであさっているらしい。
わたしは怖くてたまらなくなって、とりあえず拳銃を一丁買った。
そして、ある日、会社の帰り道そのストーカーが姿を現した。
「きゃあー」
わたしは悲鳴を上げて逃げ出したが、相手は男だすぐに追い詰めてきた。
まずい、絶体絶命のピンチだ。
そう思いわたしはハンドバックから拳銃を取り出すと相手を撃った。
バン、バン、バン、バン。何度も撃った。
ふー、これで大丈夫、そう思ったとき相手が起き上がってきた。
「な、なんで」
そうたずねる私に、そのストーカーは言った。
「だって、君が拳銃買ったのはわかっていたから、ぼくは防弾チョッキを買ったんだよ」と。
そう言いながら、拳銃を出してきた。
ああ、こんなことならわたしも防弾チョッキを買って置けばよかった。
そう思いながら、わたしはスカートをチラリと捲し上げた。
すると、ストーカーは拳銃を降ろして近寄ってきた。私はそのすきを逃さず相手の手をひねった。
「ぎゃああ」手をひねられて、ストーカーが悲鳴を上げる。
「あら、私の買ったものは知っていても、合気道をやっていたことは知らなかったみたいね」
やっぱり、拳銃よりも、女の魅力と合気道よね。
すると、すぐにわたしの郵便受けに、拳銃一丁三千円というチラシが入っていた。
「こんなの居るもんか」
わたしはそう言ってそのチラシを捨てた。
だが、それから数日後、わたしはストーカーに悩まされるようになった。
電話の盗聴に始まり、なにを買ったか、なにを食べたかを知るためにゴミ箱まであさっているらしい。
わたしは怖くてたまらなくなって、とりあえず拳銃を一丁買った。
そして、ある日、会社の帰り道そのストーカーが姿を現した。
「きゃあー」
わたしは悲鳴を上げて逃げ出したが、相手は男だすぐに追い詰めてきた。
まずい、絶体絶命のピンチだ。
そう思いわたしはハンドバックから拳銃を取り出すと相手を撃った。
バン、バン、バン、バン。何度も撃った。
ふー、これで大丈夫、そう思ったとき相手が起き上がってきた。
「な、なんで」
そうたずねる私に、そのストーカーは言った。
「だって、君が拳銃買ったのはわかっていたから、ぼくは防弾チョッキを買ったんだよ」と。
そう言いながら、拳銃を出してきた。
ああ、こんなことならわたしも防弾チョッキを買って置けばよかった。
そう思いながら、わたしはスカートをチラリと捲し上げた。
すると、ストーカーは拳銃を降ろして近寄ってきた。私はそのすきを逃さず相手の手をひねった。
「ぎゃああ」手をひねられて、ストーカーが悲鳴を上げる。
「あら、私の買ったものは知っていても、合気道をやっていたことは知らなかったみたいね」
やっぱり、拳銃よりも、女の魅力と合気道よね。