ア・イ・シ・テ・ル
愛してる


―ガラガラ


乾いた音が体育館倉庫に響く。


「あっ・・・!」


彼は、先に来ていた。


「ごめんなさい。委員会が長引いちゃって。」


「いいよ」


彼は、優しく笑って私に話しかけてくれた。


そして、私はあの日の話しをした。


もちろん嘘の話。


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