ア・イ・シ・テ・ル


彼の体から、ナイフを抜くと血が床を汚した。


私は、なんてことを・・・。


今、彼と彼女は空の上で会っているのかな?


許せない。


それなら、私も死んでもう一度彼女を殺そっか。


そう決心した私は、喉仏にナイフのきっさきを向けた。


一度、唾を飲んだ。


ナイフが私の首を貫通する。


痛みはない。


彼の真っ白なYシャツに赤い斑点ができて、広がっていく。


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