君の約束
気持ち
この日の夜俺はすごいうなされた。
よく覚えてないけど、なんか大切な人が俺から離れて行く夢を見た。
時計を見るとまだ6時になったばかりだった。
俺はゆっくり体を起こしてリビングに降りて行く。
そこには母親がテレビを見ていた。
「どうしたの?
零児がこんなに早く起きて来るなんて今日は雪かしら」
「ちょっとね
たまたま目が覚めただけ」
俺は適当に母親のはなしを流して翔さんにメールをうつ始めた。
(朝練とかってやってないんですか?)
数分後翔さんから返って来た。
(やってないけどやりたいならできるよ(^O^)/)
(じゃあもう少ししたら学校行くんでやりましょうよ☆)
(いいよ☆)
俺はすぐに仁と宏に連絡を取った。
二人とも来るらしい。
「母さん、俺もう行くから」
俺は母さんに言った
「朝ご飯は食べないの?」
「パン食べながら行くから大丈夫だよ
行ってきまーす」
俺は元気よく挨拶して家から出て行った。
俺はバレーをやれば落ち着くと思っていた。
でもこの考えが甘かったなんてこの時はまったく考えていなかった。