ターニングポイント
「私は明日、ニューヨークに帰るわ。
私の生きる場所はあそこなの。
次、いつ日本に戻るかわからない。
だから、私を待たないで」
「……」
「あなたと過ごした1週間は最高に楽しかったわ。
あなたの物事の捉え方や感じ方が好きだった。
絵を見たとき、音楽を聴いたとき。
涼介の感じ方はすごく共感できるの。
あなたと一緒にもっといろんなことを体験したいって思った。
でもね、私はもう自分の生きる道を見つけて、その道を歩いているの。
あなたは、まだあなたの道を見つけていないでしょう?
あなたにはまだ知らなきゃいけないこと、学ばなきゃいけないことがたくさんあるわ。
たくさんの知識と経験を通して、あなたもいつかあなたの生きる道を見つけると思う。
あなたはまだその入り口にさえたどり着いていないわ」
たしかに陶子と過ごした日々、何度自分でも思ったかわからない。
俺にはまだ知らないことが多い。
彼女の言うとおりだ。
だけど……
私の生きる場所はあそこなの。
次、いつ日本に戻るかわからない。
だから、私を待たないで」
「……」
「あなたと過ごした1週間は最高に楽しかったわ。
あなたの物事の捉え方や感じ方が好きだった。
絵を見たとき、音楽を聴いたとき。
涼介の感じ方はすごく共感できるの。
あなたと一緒にもっといろんなことを体験したいって思った。
でもね、私はもう自分の生きる道を見つけて、その道を歩いているの。
あなたは、まだあなたの道を見つけていないでしょう?
あなたにはまだ知らなきゃいけないこと、学ばなきゃいけないことがたくさんあるわ。
たくさんの知識と経験を通して、あなたもいつかあなたの生きる道を見つけると思う。
あなたはまだその入り口にさえたどり着いていないわ」
たしかに陶子と過ごした日々、何度自分でも思ったかわからない。
俺にはまだ知らないことが多い。
彼女の言うとおりだ。
だけど……