ターニングポイント
この車で高速に乗ったのは初めてだった。
陶子さんの腕がいいせいか、車の性能のせいか、乗り心地は最高だった。
陶子さんはどんどん先を行く車を追い越して走った。
体がシートに押し付けられ、スピードを体感する。
「あー、やっぱりいい車ね、これ」
陶子さんは前を向いたままつぶやいた。
「昔、瑞江さんにこれじゃないけどやっぱりアルファ ロメオを運転させてもらったことがあったの。
あの時はちょっと乗りこなすのが難しい気がしたんだけど、これはいいわ。
エンジンの音もたまらないわね。
もっとスピードを出せってあおられてる気分」
ちらっと見ると陶子さんは嬉しそうに微笑んでいた。
陶子さんの腕がいいせいか、車の性能のせいか、乗り心地は最高だった。
陶子さんはどんどん先を行く車を追い越して走った。
体がシートに押し付けられ、スピードを体感する。
「あー、やっぱりいい車ね、これ」
陶子さんは前を向いたままつぶやいた。
「昔、瑞江さんにこれじゃないけどやっぱりアルファ ロメオを運転させてもらったことがあったの。
あの時はちょっと乗りこなすのが難しい気がしたんだけど、これはいいわ。
エンジンの音もたまらないわね。
もっとスピードを出せってあおられてる気分」
ちらっと見ると陶子さんは嬉しそうに微笑んでいた。