ターニングポイント
「ふうん。よく知ってるね」
陶子さんは、首を振った。
「言ったでしょ。高校時代にも見に行ったって。
そのとき友達が教えてくれたの。
そうそう、絵の題名は見てる?
一見、絵とまったく関係ないような題名がついているものも多くて、面白いのよ。
絵と題名、両方鑑賞するとまた違った見方ができると思うわ」
そう言われ、すぐそばにあった絵を見た。
それは、今まで見てきたおかしな絵と違い、不思議なところのない、水色の空と白い雲を描いた絵だった。
なんだ、こんな普通の絵も描くんじゃん、そう思いながら題名を見た。
『呪い』
陶子さんは、首を振った。
「言ったでしょ。高校時代にも見に行ったって。
そのとき友達が教えてくれたの。
そうそう、絵の題名は見てる?
一見、絵とまったく関係ないような題名がついているものも多くて、面白いのよ。
絵と題名、両方鑑賞するとまた違った見方ができると思うわ」
そう言われ、すぐそばにあった絵を見た。
それは、今まで見てきたおかしな絵と違い、不思議なところのない、水色の空と白い雲を描いた絵だった。
なんだ、こんな普通の絵も描くんじゃん、そう思いながら題名を見た。
『呪い』