ターニングポイント
間奏に入り、ギタリストが前に出てきた。


ギターなど弾けない俺には、テクニックの良しあしなどはわからなかったが、切ない音が心を打った。


なんだあの指の動き!


人間業とは思えない。


目も耳も心も奪われ、ギタリストをただ見つめていた。


すごい。


なんだかものすごいものを見せ付けられた気がした。


その後は、どの曲を聴いても、ギターの音が際立って聴こえた。




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