゚*君しかいらない*゜
「ナンパですか?」
「イヤ違うんだけど…」
「じゃあ何?!」
「イヤぁ…死にそうな顔してるからつい話しかけちゃっただけ…」
「…意味わかんない」
「俺も」
カズキは
背が高くてカッコよくて
立ってるだけで目立っていた。
「あなたの名前は?」
いつも
知らない人に
普通話しかけられたら
無視するのに
私は何故かこの頃
危ないことや危険なことに興味を抱いていたから
もっとも危ないオーラが出ているカズキに
どんどん話しかけたんだ。