青汁とカプチーノ



あたしはこの賢い頭で
推薦入学して
入学金免除されたから
何気なくここにしてみたら

こんな……お嬢学校だと
知らなくてさぁ……。
若干焦ってたね最初は。

(学校のパンフレットは
読むのめんどくさくて
何も知らずに決めた。
学費こんなに高いこと
も知らなかった〜!)



女の子たちがおいしそう
な学食を食べながら
あたしにいろいろ
と聞いてくる。



「紗梨ちゃんは〜??」

私服とかどこまで
買いに行く〜?」

し…私服………。



「そ…そこらへんかな♪」


そこらへんの広告の品を
買いに行くよー♪


とか恥ずかしっ!


こういう話はついていくのが
大変だ〜……。
最近のファッションは
わからないことばかり…。


今どきの子になるため
日々、教科書よりも
雑誌読んで勉強中…。



入っていかないけど。



雑誌高いし。



物知りになるのって
大変だわ……。


ま、あたしなら
何でも似合うからいっか♪


お腹が満たされる
最高の時間は
女の子たちと雑貨やコスメ
のトークに必死についていく
1番大変な時間……。
でもある。。


「疲れちゃった……。」


小さく呟くと麻里は
すかさず突っ込んできた。

「紗梨はコスメとかに
ホントに疎いね…。」


「わかんないもん。
覚えられない。」


「それが学年首席の
セリフかよ……。」


「化粧かゆい。」


顔をポリポリかくあたし。


「こりゃいつまでも心は
少年的なままだね。」


麻里はため息をついた。

ホントあたしは
色気なさすぎだ……。


や、でもね♪
モテてるから問題ない☆



だって、放課後になれば…♪



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