青汁とカプチーノ
「本当?!ありがとう!!!」
満面の笑顔で喜ぶあたし♪
今度は猫かぶってない。
こんなにウキウキした
のも、中学生生活
以来かも……。
心の中はテンションが絶頂
になっていた。
あたしの家は、チャリで
20分くらい。
でも、ゆっくり帰ろう…。
…どちらにせよ、
大相撲はもう
間に合わないんだし…。
倉井くんといっぱい
喋ってみたいし♪
ケガをした足の痛み
なんか忘れて♪
(痛くなかったけど!)
自転車置場についていた。
ずっと上の空だった。
ケガした側の足で
思い切りスタンドを
蹴り上げた。
カシャン!!
だって………♪
あの倉井くんだ♪
いきなり恋人候補??!
自転車を漕ぎながら
ありきたりな話を
するあたしたち……。
「趣味、何?」
………ゲーム♪
いえいえ、言えません。
ソフト50本あるけど。
こんなん買うなら
服を買えだと??
はいはい。ごもっとも〜。
夜中までしちゃうけど
クマはメイクで消してます☆
「趣味かあ〜……
ピアノとかかなっ?!?!」
出た、お姫様発言!
弾けないわけじゃない。
てか、弾ける。
絶対音感もあるし。
センスあるけど
あんなめんどいの嫌い!!
「そーなんだ!!
また聞かせて!」
「うん。」
いつですか。←
「倉井くんは……?」
かなり知りたい。
モテ男の趣味って……。
「俺?
恥ずかしいけど…
絵書いたり……。」
「へぇー♪」
いいじゃないっすか!!!
印象◎だよっ!!!
どんな絵書くんだろう。