青汁とカプチーノ



今、やっと2限目が終わった。

授業ねむ〜〜〜。

休み時間は一瞬なのに!!!

今の授業はもう
ギリギリの状態だった。

ノートの文字読めないし。
どこの国の古代文字だよ…。

てか、さっき、何の授業
だったっけ……。


ねむーー!!!!


昨日、あんなにメール
するからだよなー…。

…ごめん。倉井くん。

でも、楽しかったから
眠いのくらい耐えるし♪


「次は……英語かぁ。」


めんどくさ……。
あたしら、日本人だし……。


目をこすりながら
机の中を見ると……

?!



眠気一気に覚めた。


…やっべぇ〜。


こういうときは……♪

「教科書…忘れてきたぁ。。」


あたしはちょっと
わざとらしく言ってみた。

ニヤリ。

楽しみで
口元が緩んでしまう。

…今日は何人振り向くかな♪


あたしって罪な女っ♪

(↑何やってんだか。)



「紗梨ちゃん!!俺の使って!!」

「いや、ボクのを!!!」

「俺が貸すって!!!!」

「やだやだ!!私が貸す♪」

「えー…紗梨ちんには
うちが貸すよぉ〜!」



ほら来た。

…フフっ♪


あたし、人気者☆


特上の笑顔(ていうより、
ニヤつき顔)で振り向く。

「えっ、いいよぉ。
みんなが忘れたことに
なっちゃうじゃんか。」


みんなあたしのためなら
内申なんて気にしない
からねぇ……。

どれだけ愛されてんだよ♪



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