青汁とカプチーノ



これ以上、素をさらすと
危険だ。


あたしの青春高校生活が
破滅だぁぁぁぁ………。



脳内の警報ランプが
パカパカ点滅してる。←



止まれっ!!!!!!


お姫様スイッチON!


「……あたし、青汁が、
好きなの〜。健康に…
いいでしょっ☆

すっ…スタイル維持のため!」


口がヒクヒクしながらも
なんとか可愛く
言ってみることができた。


……けど。。




…………。



沈黙長っ。
顔が引き攣ってくる。


口元がピクッとしたと同時
にチビ男が沈黙を破った。


「今時、女子高生が青汁とか…
宮澤サン、ババアみてーだな♪」



………ブチ。


どんなに可愛く
言ったって、こいつは
何の悪気もなさそうに
挑発させてきて、


素を引き出してくる。


すっごい面白がられてる。


「………うざ。」


「それがお姫様のセリフかぁ〜?」


またチビ男は意地悪な
顔であたしを笑う。


「いーのっ!!あたしはね、
本当は半分男子みたいな
もんなんだからっっ!!」



なーに言ってんだよ!!

自分でさらけ出してどーする?!



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