青汁とカプチーノ
「これからよろしくなっ!」
「今更かよ…。」
水をコクッと飲む。
「いや、友達をあらためて。」
友達になった覚えも
ないけど!!!
まぁ、いいや。
「あらためて何?」
ボソッと聞くと
にんまりして答えた。
「男友達として☆」
ハァ??!
バンっ!!
机を叩いて思わず
立ち上がってしまった。
「あたしは女の子だっ!!」
1番言われたくない、
トラウマたっぷりの
言葉なのにっ!!
ホントに嫌いッ!!
男………友達??!
あ゙………新たな問題が。。
「待っ…待て待て。
こんな、あたしの姿
知ってんのは、
…あんたと、親友の
相川麻里だけだから
広めたり……」
「しねーぇよっ♪」
チビ男がニカっと笑った。
「カンペキ美少年の秘密を
バラしてしまうのは
もったいねーしな♪」
し……少年っ??!
酷すぎる!!
…面白がってるだけだろ。。
でも……なんでだろ。
すごい信用してしまう
自分がいる……。
そういえば
まだ知らない……。
「…ところで、名前……。」
こんなに喋ってるのに
一度も名前聞いたことが
なかったな……。
あっちはあたしは有名
だからそりゃ知ってる
けど、庶民の名前は
知るわけない。
(↑お前もだろ。)
「兼山智。ちなみに
タケローとかいう
ニックネーム。」
や、ニックネームとか
呼ばないけど。
でも……
「……は?タケ?とか
名前にないじゃん!」
タケとか謎だし。
「小さい頃身長伸ばすために、
伸びるのが早くて高くなる
タケノコばっか
食ってたから!」
「何ソレー?!
伸びるわけない!!!」
「うん。伸びなかった。
それどころか止まった。」
「アハハハハハ!!!
このチーーービ!!!!!」
今度はあたしが
チビ男を笑ってやった。