暖めますか?【短編】
…別れ…話?
その場に立ち尽くしたままの固まる俺。
急に、見てはいけないものを見てしまったという、罪悪感めいたものが体中を襲う…。
渾身のガッツポーズも影を潜め、ずぶ濡れになりながらも泣き続ける彼女から目が離せなかった…。
そして次の瞬間…
顔を上げ、外の方を見た知美ちゃんと目が合った…。
固まってた体が嘘のように、俺はいつの間にか会社に向かって走りだしていた……。
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