暖めますか?【短編】
ドクン…ドクン…
予想してなかった展開に、緊張して心臓の音が早くなる。
何でコンビニ入る前に気付かないんだよ…
っていうか、昼間あんな事あったのに、何でそんなに笑顔で接客出来るのさ…
いや待て、何でそもそもこの時間に……?
俺の頭はパニックになっていた…。
…!!
先輩の言葉を思い出した!
土曜の出番は夜だった!
……しまった
緊張する俺をよそに、知美ちゃんは後ろを向いてレンジに弁当を入れる。
でも昼間は多分気付いてないよな…変装してたし…
そうだここも普通にしてたら問題ないじゃないか…
そう必死に冷静さを取り戻そうとしていると…
「昼間、向かいのレストランにいらっしゃいましたよね?」
「え?…はい」
ってバレてるーーー!!