あたし
そんな時大会の種目が先輩と同じになり同じコースで練習出来る事になりました。今までは学年、記録ごとの練習だったので一緒になる事はなかったのです。種目の人数が多かったのでふたつに分けました、先輩と先輩の友達とあたしとあたしの友達、ただ一緒に練習するだけなのにすごく楽しい毎日がスタートしました。
ある日練習中に先輩があたしに言いました。
「ばた足めっちゃ早いなー!」
何の準備もなくいきなり話しかけられドキドキして上手く話せないあたし。話せないまま先輩は友達に向かって
「お前1年に負けんなよ!」
と言うと先輩の順番がまわってきて泳ぎ初めてしまった。
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