死発列車

コードは左からそのように並んでいた…。

なるほど…。
これぐらいならあいつでも解けるだろ…。

［2両目］
「………この『２２１③２２』が何なのか……？」
「…確かにそこが問題だよな……」大原も頭を抱える…。


長い沈黙が続く…。永沼は余裕の表情でいた…。

「……数字は6つ……………6……」
吉田は6という数字に聞き覚えがないか考える…。

「…………！！分かった！！…コードの色の種類だよ…！」
「…どういうこと…！？」美倉が聞く。
「…まだ確信はないけど、きっとこの数字それぞれコードの色を指しているのだと思う。」
「…なるほど…」大原が納得する。
「…そしたらこの『まる３』っていうのは…」
「あぁ…。恐らく爆破コードだろう…。」
「……数字がそれぞれ色を指している………一体どのように……」
大原がさらに考えた。
「……う〜ん………」

時間は刻一刻と過ぎていった…。爆破コードがどれかを考えて10分が経過してしまった。
「……あと58分か…。遂に60分をきったな…」永沼が皆にプレッシャーをかける。

そして…
「…赤……あか……2……？………あっ！分かった！」吉田が思いつく。
「……ホントか！？」
すぐに何人か吉田に近づいた。
「…あぁ…さっきと同じように単純だったよ…。」
吉田の顔は自信に満ちていた。
「…この数字は文字数なんだ…！『赤（あか）』『青（あお）』『茶（ちゃ）』『黒（くろ）』はそれぞれ『２』文字、『黄（き）』は『１』文字、そして……」
「…『緑（みどり）』は『３』文字っ…！！」眞加辺が声をあげた。
「…そういうこと。だからさっき爆発した爆破コードは『緑』だっ…！！」
即座に吉田がコードを切ろうとする…
「…お…おい…！」眞加辺が止めようとする…

が……






カチッ…


ペンチの音が響いた…




「…………わぁーーー……！」