死発列車
ピンポーン…
「…3両目、解除成功…。…只今までの結果…1勝1敗…」
「…ククク…盛り上がってますねぇ…」
永沼が静かになった車内に冷たい言葉を吐き捨てる。
「……うるせぇ!!……あと1本……あと1本で私たちの運命が決まる…!」
吉田は半分パニック状態になっていた。
目を見開いて残るコード『黄』と『黒』を見つめた。
どっちだ…どっちが爆発するんだ……!
[3両目]
「……はぁ…はぁ……」
藤代の手元にはペンチと『茶』のコードだけ切れていない爆弾があった…。
「…よ…よくやった……!」
藤代はその場で腰が抜けた。
この爆弾が爆発すれば美倉がいる車両が少し有利になるかと思ったが…
解除してしまった……
結局自分の力で美倉を守ることができなかった自分の弱さが情けなくなった…。握りしてめいたペンチとタイマーが止まった爆弾が手から離れて落ちた…。
藤代はその場で大きな声を出して泣き出した…。藤代の同級生が駆け寄る。
誰もが藤代の勇気を褒めたが、藤代自身は複雑な気持ちだった…。
爆弾はあと1つ……
『黄』と『黒』どちらかが爆発する…!
「…3両目、解除成功…。…只今までの結果…1勝1敗…」
「…ククク…盛り上がってますねぇ…」
永沼が静かになった車内に冷たい言葉を吐き捨てる。
「……うるせぇ!!……あと1本……あと1本で私たちの運命が決まる…!」
吉田は半分パニック状態になっていた。
目を見開いて残るコード『黄』と『黒』を見つめた。
どっちだ…どっちが爆発するんだ……!
[3両目]
「……はぁ…はぁ……」
藤代の手元にはペンチと『茶』のコードだけ切れていない爆弾があった…。
「…よ…よくやった……!」
藤代はその場で腰が抜けた。
この爆弾が爆発すれば美倉がいる車両が少し有利になるかと思ったが…
解除してしまった……
結局自分の力で美倉を守ることができなかった自分の弱さが情けなくなった…。握りしてめいたペンチとタイマーが止まった爆弾が手から離れて落ちた…。
藤代はその場で大きな声を出して泣き出した…。藤代の同級生が駆け寄る。
誰もが藤代の勇気を褒めたが、藤代自身は複雑な気持ちだった…。
爆弾はあと1つ……
『黄』と『黒』どちらかが爆発する…!