死発列車
発車のメロディがホームに響き渡る…
ホームにはなぜか車掌らしき人が汽笛を鳴らす様子がない…。
「…ドアが締まります。ご注意下さい…」
その電車は乗客16人を乗せてゆっくりと走り出した…。
…
……
………
はぁ……今日も一日が始まるな…。
列車はゆっくりと動き出す……。
少し経ったその時だった…!
「……おいっ!これ上りじゃねぇのかよ…!?」
突然車内にいる男性が声をあげた。
男性の言葉を聞いてすぐに外を見てみる。
「…逆だ…!」
明らかに下り方面へ電車は進んでいた。
車内が静かになる…
手帳サイズの時刻表を取り出して確認してみた…
…そんなはずがない…!この電車は上りのはずだ…!乗客が異変に気付いたということは誰もが上り電車だと思っていたんだ…!
………やはりこの電車に間違いなかった…
……ということは一体…?運転手の間違いか…!?
運転席に行こうとすると一人の女性がおびえながら言った言葉に驚いて足をとめた。
「…他の車両が……ない……」
「…なに…!?」
「……この車両だけが下りへ向かってるわ……!!」
ホームにはなぜか車掌らしき人が汽笛を鳴らす様子がない…。
「…ドアが締まります。ご注意下さい…」
その電車は乗客16人を乗せてゆっくりと走り出した…。
…
……
………
はぁ……今日も一日が始まるな…。
列車はゆっくりと動き出す……。
少し経ったその時だった…!
「……おいっ!これ上りじゃねぇのかよ…!?」
突然車内にいる男性が声をあげた。
男性の言葉を聞いてすぐに外を見てみる。
「…逆だ…!」
明らかに下り方面へ電車は進んでいた。
車内が静かになる…
手帳サイズの時刻表を取り出して確認してみた…
…そんなはずがない…!この電車は上りのはずだ…!乗客が異変に気付いたということは誰もが上り電車だと思っていたんだ…!
………やはりこの電車に間違いなかった…
……ということは一体…?運転手の間違いか…!?
運転席に行こうとすると一人の女性がおびえながら言った言葉に驚いて足をとめた。
「…他の車両が……ない……」
「…なに…!?」
「……この車両だけが下りへ向かってるわ……!!」