死発列車






そして…





プシュッ…!




「ん…?」




何かが体にぺたぺたとくっついている……



そしてプレイヤーの体に黒いものがどんどん付いていく………




それが何なのか、阿田千の悲鳴を聞いて誰もが気づいた……









「…きゃぁあ!!……く…くもぉおおっ…!!!」


黒い物体の正体はタランチュラだった。





「もう無理ぃい…!!きゃぁァァアアアア…みっくん助け……!!」
「アヤ!!」

その声にラインが前を見たときにはすでに阿田千の姿がなかった…





短い沈黙が続いた後、左藤は叫んだ。



「……ア……ア……アヤ!!嘘だろ……!…嘘だろ!…くそ!!…ふざけるな!!…ふざけんなよーーっっ…!!!どうしてアヤが…!どうしてなんだァァアアァ…!!」


左藤の涙がラインにあたる…。

左藤はこのあともずっと彼女の名前を口に出していた…







さらに…



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