死発列車
ゲームが開始してから20分が経過した……
列車の速さは更に増し、口数も明らかに減った…
いつしか誰もこのゲームから逃げ出す方法など考えなくなっていた…
なぜ、誰も助けがこない…!!
ホームに黒い服の男たち以外、誰も見当たらない…。
一体どうなっているんだ…!?
そのときだった…!!
踏切を通過した瞬間、ラインは目を疑った…
なんと、警察がゲームに邪魔が入らぬよう 通行止めをしている……
それは俺らが通るのを待っていたかのように、通過した直後警察は退散した…
警察までもが関与しているのか…!?
…………ふざけるな!!
…ということは…本当にゲームは最後の一人になるまで終わらない…!!
…立川ともこんな形で別れることになる…!
…そんなのは絶対御免だ…!!
「……ねぇ、相沢くん…」
「……なんだ!!」
強く相槌をうってしまった。
「…わたしたち………もう……さよならだね…」
立川のいきなりの発言にラインは戸惑いを隠せなかった。