死発列車
「…相沢くんも今の見たでしょ…?……警察が敵に付いているなら……もう………助からないよ…」
「…………」
彼女の弱々しい言葉にラインは何も言葉が出なかった…
その時…!!
「ヘルプ!!ヘルプ!!……タ…タスケテ……ワァァアアアアァア…!!」
二人が会話している間に一人の外国人の女性が落ちてしまった…
彼女は皆が話している日本語が分からずゲームに参加することになった。ルールも分からないまま周りがしていることを見よう見まねで後につづき、自分がなぜこんなことをされているのか分からないまま落ちていった…
「…ひどい…」
立川から涙がこぼれていた。
「……ひぃぃいい!!…もう嫌だぁあ!…嫌だよーーっ…!!!」
田端が今の女性が死ぬ瞬間を見てしまい、我を忘れて狂気に陥った。
「…お…落ち着け…!」
江口の声も今や小声になっていた。
「……はぁ…はぁ…怖ぇよぉお…逝くのが怖ぇええーーっ!!助けてくれぇェェェエエエ…!!ひぃぃいい…!!」
残像が頭から離れない…
そして田端が鉄棒によじ登ろうとした…
「やめろっ!!」