死発列車



「…ちょっと、待って!!そんな簡単に自分の命諦めないで…!」
「…そうだよ…俺らの方が体力が劣ってるのは確実なんだ、だからあんたの勝ちはほぼ確定なんだぞ…!?」
「……いや……俺はたった一つしかない小さな命を殺すとまで言ってしまった…………だからこの罪を償おうと思う……」
「……だからって…!…自分の命で償わなくてもいいだろ…!………結果として何も起こらなかったし…罪なんかないだろ…!それでも償いたかったらこのゲームで生き残れば罪を償う機会だっていくらでもある…!」
「………いや…その代償は大きい…すまないがこれは俺のケジメなんだ…」
「…違う……!…むしろあんたじゃなければその子は生きることができなかったはずだ…」
「…俺はお前らに会えてよかったと思ってる…!」
ラインの言葉を遮る。

「…お前らは俺に命の大切さを教えてもらった…俺の心に初めて響いたよ………ロックやっててもなかなかいい詞が浮かばなくて苛立ってたんだ…でもそれは俺が大切なものを忘れてたからなんだな………早く気づくべきだったぜ……」
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