死発列車
「……………………」
「……………………」
長い沈黙が続いていた…
残された自分たちは一体どうすればいいのか…
そして…
一つの決断を生んだ………
「……俺……墜ちるよ…。」
「…………っ!!」
突然立川の身体に冷たい空気が通った……
「……その方がよかったんだ…」
「………えっ……ねぇ…!……何言ってるの…!?……やだ…!!……お願い一人にしないで!………なんなら私が墜ちる…!……相沢くんが墜ちるならあたしも墜ちる…!!」
「………なぁ立川……」
もう自分が落ちて犠牲になる覚悟はできていた。
だから最後は自分の気持ちだけでも伝えたい……
「………どうしたの…?」
泣き声になりかけの声で言う。
「……俺のこともう名前で呼んでくれないか………」
「……ど…どういうこと…?」