死発列車

「…だからお願い……一人にしないで…！死ぬときはあたしも一緒よ…！……ねぇ、お願い！」
「立川！！」
ラインは大声をあげて立川を落ち着かせた。
立川の体がビクンと動いたあと口を半開きにしてこっちを見ている。

息はもうお互い荒くなっていた。











…………限界だ……。











「…死ぬなよ…頼むから死なないでくれよ…！！…さっき俺達のために死んでくれた人がいただろ…！…今度は俺がお前のために死ぬ番だ…。」
「そんなことしなくても…」
「これは俺のケジメなんだ！！」
再びラインの大きい声に立川が驚く……