死発列車
隣りの車両から男性の声聞こえたような………
その時だった…!
「………ニ両目、三両目にお乗りのお客様、本日はご乗車ありがとうございます。皆様にはこれより他の車両より先に爆弾を解除していただきます。そして解除が遅れた車両の爆弾が爆発致します…」
………?
突然の意味不明なアナウンスに車内に動揺の色が広がり始める…
2、3両目って………言ってたよね…
「…お、おい爆弾ってなんだよ…!」
「……分からない…どうしよう…」
乗客が戸惑う…
「バカバカしい!!おいっ!!早く開けろ!?」
男はそう言うとドアに近づいた。
「…待て!!」
男は驚く。
「さっき1両目からなんか割れたような音が聞こえたろ…?そんときからずっと1両目をこの窓からのぞいたんだけどよ…。誰かがそのドアを開けようとしたら、電気かなんかでその人倒れちまったんだ……」
「……!?」
男の顔が青ざめた。