死発列車



その言葉に車内が静まる…



その言葉に何人かは、顔を上げ、その有利な状況を噛みしめた。




そして…
「……確かにそうだ…!今俺らはまず爆弾を探さなきゃいけない…。つまり15人もいれば、早く見つけられるぜ…!!知恵を出し合えばすぐ解体だってできるだろ…!」
「……そうね……!そうよね!!……わたしたち 勝てるわ!」
「……2両目にいる奴には悪りぃけど…でもここから出れねぇ以上しょうがねぇだろ…!?」
「…この勝負もらったな…!」
皆が先程とは一変し、わずかながら自信に満ちていた。





[2両目]

2両目にいる13人は、このあとルールを聞いて、自分たちが確実に不利な状況にあることを悟った。





そんな乗客のことは構わずアナウンスが流れた…
『………ではルールを説明致します…。』
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