歩きだした夏-きみに逢いたくて-
以外と将来の話しをこんなに話したのは初めてなんだ。




気がつけば2時間が経っていた。




「そろそろ帰るか。彼女と会う約束あるから。」




滝口は1年付き合ってる彼女がいる。僕もなんどか会って話した事がある。




「タッキー浮気?昨日は俺と寝たのに、今日は違う女か。」



「お前ふざけんな。俺がいつお前と寝たんだよ。」




「俺の夢の中。あっお姉さん!!昨日夢の中でお会いしましたよね!!」




また川口がナンパしてる。
けど、成功した事はない。




会計が終わり、滝口を送る。その時話した滝口の言葉が頭から離れなかった。




「光輝さ、好きな子できたろ?」



やっぱし滝口にはわかるか。幼なじみだからな。




「できたよ。滝口の彼女に負けないくらい可愛いから」



「お前さ、赤い糸って信じる??」




「あぁ。俺もきっと生まれた時から誰かと繋がってるんだろうね。」




「いや、生まれた時から繋がってる訳じゃないよ。」




「一生を一人で過ごす人もいるだろ??だから、赤い糸は生まれた時から繋がってる訳ではないんだ。」
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