歩きだした夏-きみに逢いたくて-
でも本当なんだよ



冬になると熊が羨ましいくらいだ



少し傾斜のある坂を上ると見えてきたビル



あれが俺らの目的地



"エンターミュージック事務所゙



タレント事務所だ。



俺らはここのレッスン生


未来の原石



入口付近にはもう仲間達が集まってる



みんな生き生きしてる表情


そりゃ楽しいからね


夢に向かい歩いてるから



来たばかりの僕らは疲れて生き生きしてはないけど、


たぶんいつもはこんな風に生き生きしてるんだろう




「おはよ!!光輝、隼人!!」



「おはよ〜。」



仲間の一人の中の女の子が僕らを見たとたん、嬉しそうに走って来た



高橋圭織
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