歩きだした夏-きみに逢いたくて-
今日見た夢はとても幸せだったな。色で例えればPINKの世界。




こんな夢が現実になれば良いのに。




〜♪




ケータイのアラームで起きる。




冷たい水で顔を洗い、髪をセットする。




「光輝!!学校行くぞ!!」




いつものように滝口が迎えに来る。




制服に着替えて外に出ると、滝口の横に珍しい子が立っていた。




「おはよぉ。あれ??今日は仲良く2人で来たの??」




「おぅ。今日は・・・記念日だから。」




「本当に!?俺いないほうがよくない??」




「大丈夫☆お前はどっかの豚と違って安心だから」




そう。豚とは川口。
あいつは初めて滝口の彼女に会った時、滝口の目の前でナンパしたからさ。




それから川口は滝口に警戒されてるんだ。




俺は滝口と約束した。
いつか4人でWデートをするってね。




もちろん。4人目は真奈だからね。




こうした日々が続いてく。
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