歩きだした夏-きみに逢いたくて-

「お前ぎりぎりだな（笑）」



横に立ってる隼人が
にやっと笑う



「いやぁ〜ｾｰﾌだろ??」



息を整えながら隼人にｳｨﾝｸする



「うわぁ､光輝キモい」



すかさず圭織が突っ掛かってくる



「うるせーなぁ｡ｳｨﾝｸできないのが羨ましいだけだろ??」



「できないんじゃないよ
やらないだけなの!!」



「お前らいつも口開けば喧嘩だな（笑）」



隼人が笑いながら言う



「ふん!!」



「ﾌﾊﾊ､お前ら息ﾋﾟｯﾀｼ｡」




そんないつものように話していると､社長が部屋に入ってきた｡




入って来た途端､周りも僕らも話すのをやめて緊迫した空気が流れる｡



そう､ｸﾗｽ発表｡



上手くいけば今日から基礎ｸﾗｽに上がれる｡