光の射す方へ
「風見さん、何かあったの?」
しゃがみこんで見て、初めて気づいた。理帆子の頬が赤黒く腫れていたのだ。
「どうしたの、この頬!」
「・・・こけたの」
明らかに、こけた時に出来たものではない。
菜美はすぐに分かった。殴られたのだと。
―――一体誰に?
「風見さん、先生に話してくれないかな?」
「・・・」
理帆子は首を横に振った。
しゃがみこんで見て、初めて気づいた。理帆子の頬が赤黒く腫れていたのだ。
「どうしたの、この頬!」
「・・・こけたの」
明らかに、こけた時に出来たものではない。
菜美はすぐに分かった。殴られたのだと。
―――一体誰に?
「風見さん、先生に話してくれないかな?」
「・・・」
理帆子は首を横に振った。