光の射す方へ
その頃―――――
理帆子はいつもの公園にやってきていた。
いつものようにブランコに乗り、空を見上げる。
「神様・・・私、生きてる意味あるのかなぁ?」
昨日の出来事が、理帆子の心を酷く傷つけていた。
今までの暴力も辛かった。
しかし、昨日父から受けたことはそれ以上に辛かった。
夢であってほしかった。
死にたい。
こんな体で生きていたくない。
いつまでたっても光が射さないのならいっそ・・・
いっそ・・・