光の射す方へ
死の恐怖が勝っているのか、傷が浅くなってしまう。



生きていくのは辛い。でも、死ぬのも怖い。



私は一体どうすればいい?



楽になりたい。



楽になるために、私はどうすればいいの―――?




「風見さん」



聞き覚えのある声。理帆子はハッと振り返った。




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