光の射す方へ
その行動に、父は激怒した。



逃げようとする理帆子の腕を掴むと、引き寄せてその頬を思いきり殴った。



「誰がお前をここにおいてやってると思ってるんだ!?」



上にのしかかってくる父を、理帆子は必死に押し退けようとした。



しかし、父の力にかなうはずもなかった。



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