7年
直樹は子供のように、嬉しそうに、はしゃいでる



「直樹、この道、知ってる人じゃあないと、これないんじゃあない?」




車は上へ上へあがっていく



「それが、看板あっただろう?あの辺から、何かに導かれる感じで、自然に自然に、あがってんの、昔きたような…なつかしいような…でも初めてきたけどな」



「亜紀、お願い、目を閉じて…」




「直樹…どうした……?」



「いいから、目を閉じて」


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