7年
たくさん、海水浴にきてる


あまりにも人が多いので、なるべく人が少ない場所に移動した。



「ここなら、人あまりいないから、大丈夫。亜紀、こっちにおいで…」



私の体を引き寄せ、直樹が後ろにまわる



直樹にこうされるのが、一番好き。



「亜紀、俺たち、6年になるよなぁ。あっと言う間だね、亜紀、これから先、10年でも、20年でも、こうして、亜紀といれたら、幸せかもしれない……」




「直樹、私より10才も下だから、10年、20年って私、かなりおばさんになってるってことだよね(笑)」



「そうかぁ。亜紀が10も上なんて、最初から、あまり、意識したことないからなぁ。」



「どうも、ありがと……」


直樹と二人、このまま、海を見つめていたい。




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