7年
海にいった後、直樹とまだ離れたくなかった。



ホテルに行き、体を求めあった。




心を重ねあった……



直樹はわたしの、ものじゃあない。だから激しく求めあうのかもしれない。




「亜紀、亜紀、このまま、ずっと一緒にいよう…亜紀、亜紀、好きだよ……愛してる……」




今日の直樹はいつもの直樹じゃあなかった。



「直樹、ごめん、もう帰らなきゃあ…」



慌てて服を着る。




「亜紀、行かないでほしい。もう少し一緒にいてくれないかぁ。」




今日の直樹は違う




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