7年
お昼すぎ、ゆきと近くの病院にむかった。



「ゆき、大丈夫かな?」




「亜紀、親戚だよ…」




病室の前で大きく深呼吸をする……




トントン……



ゆきがドアをノックする



誰もいない……



通りかかった看護師さんに聞いた。



「あの……上田直樹さんは……?」



ゆきが聞いてくれた。




「集中治療室にはいっています」



「あの…親戚のものですが会えますか?」



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