7年
「明日、亜紀、どこか行きたいとこある?時間はだいぶあるの?」



回りを気にしてか、直樹は小さい声で囁くようにいった。




「明日、朝からでも大丈夫だよ…夕方までだけどね」


「じゃあ駅のロータリーで10時でいい?」



「うん、じゃあ明日ね」




駅の改札に二人でむかい、違うホームへと別れていった。




直樹、明日どこ行こう?



今日はその事で頭がいっぱいになりそうだった。


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