7年
「亜紀、なんかご飯たべようか?」



「直樹、好き嫌いないの?」


「ないよ…何でも食べる、たべる(笑)」




「わたしと一緒だね」



「その前に海に寄ろうか?」



秋の海は少し、ひやっとして、さすがに人が見当たらない。



「亜紀、こっちにおいで」


直樹はそういうと、後ろから私をぎゅっと抱きしめた



「直樹……わたしね、後ろから、こうされるの…大好き…」



直樹は両手で私の頬をさわると



やさしく…



やさしく…



キスをした…



初めての



キスをした……



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