7年
車はどんどん西へ動く。



まだ見知らぬ人が多い街




直樹は亜紀の手を握ったまま離さない。




5分ぐらい走ると左側にホテルが見えてきた




「亜紀……はいろうか?」



直樹が真剣な顔でそういった……




直樹のそんな横顔を見ていたら……




ドキドキした……




もう……戻れなくなるよ…



「直樹…いいよ」




二人を乗せた車はゆっくりと、はいっていった



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