7年

二人はお茶をのみながら、窓の外を見つめてる



「亜紀…もうすぐ寒い冬がくるね…、人恋しい季節がまた、やってくるね」



「そうだね、もうすぐ寒い冬だね、ゆき…はっきり言うけど、身体はその時は暖まるかもしれないけど、心は虚しいだけじゃあない？それだったら、こんな事いうの変だけど、ゆき恋をした方がいいよ…」



「亜紀がうらやましいよ。子供もいないし、ぜんぜん結婚してるようにも見えないし、綺麗だし、性格もかわいいし、旦那さんはちゃんとしてるし、おまけに、かっこいい彼までいる…亜紀に嫉妬してしまうこともあるよ」



「そんな事ないよ、ゆき。私だって、ゆきには可愛い子供もいるし、うらやましいよ」



ゆきがそんな事思ってたなんて……



私だって、子供がいないこと、つらい時期もあったんだから……



「亜紀、今日は話ができてよかったよ、またなんかあったら、話聞いて。もちろん亜紀の話も聞くよ」



そのあと、お互いの仕事の愚痴話で盛り上がった。



いつものように、ゆきと晩ご飯の買い物にいった。