7年
今日は買い物なんか、出来そうにない。




直樹の奥さん

綺麗な人だった…

男の子は怖くて怖くて…

見ることなんてできなかった。




直樹……



私の前では決して見せない顔をしていた……




足が動かない。


その場に体を埋めてしまった。

「亜紀…どうしたの?大丈夫?亜紀…」




ゆきが近くにいるのに…


遠くからゆきの声が聞こえたような気がした



心の中で




直樹の奥さんに、激しく

嫉妬していた……


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