7年
お店に着いたのは、8時頃
どこに行っても知り合いにあわないかな?なんて神経ピリピリしてる。今までと違って夜だから、余計にピリピリする




お店にはいる



直樹の食べ方みてると気持ちいい!



何でも嬉しそうに食べるし、直樹が残すの、見たことない。



直樹に久しぶりに会うのに、正直、焼肉って、色気も何もないかぁって思ってたけど


直樹が、亜紀、今日は体力つきそうだし、頑張るわって独り言をいい、笑っていた……




「直樹、ちょっと気になるんだけど……」



「どうしたぁ?何…?」



「店にはいってから、すぐに視線感じてるの。直樹の知り合いじゃあないかな?さりげに後ろ向いて見て?わからないけど…」




「おっっ、知ってる、会社の人、あんまり喋った事はない、挨拶ぐらいだよ」



「無視する……」



「そうだなぁ、挨拶しにいくの変だよなぁ」



「あちらがもう食事終わりそうだし、出るのを待とうか」



「亜紀、ごめんね」



「ううん、仕方ないよ」



仕方ない……堂々と歩く事なんて、できないんだから……




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