7年
会社の人の方が先に店を出ていった。



いらいらしてしまった。



「亜紀、いろいろとごめん…」



「…………」




「亜紀、亜紀……?」




涙がいつの間にか溢れていた……



「直樹はいつもそう、冷静で、いつも笑ってて、腹がたつ…」




なんだか、私、むちゃくちゃな事いってる




「亜紀、もう出よう」



直樹は私の手を強引にひっぱり、外に連れ出した。


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