空色の絵本
あれから10年がたち


あの成り果てた王国は前以上に綺麗で活気が溢れていた。


そして


「レイナ様!!!おめでとう!!!」

「お幸せにっ!!!」

町中の魚たちや人魚たちからの祝福の言葉が四方からむけられた。

『みんなありがとーっ!!!!』

「姫である身ながらお辞めくださいませ!!」
執事のナハが叱りつける

「ナハ、いいじゃないか。今日ぐらいめでたい日なんだから。」

『そーだそーだぁ~』
「こら、お前も少しは慎むべきなんだからな。」

『分かってますょ~♪』

「今日ぐらいではなく毎日これなんですょ?」

ため息をつくナハ。


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