泣けないワタシ 〜最後のナミダ〜
ワタシは今、就職の為、面接に来ている。
通された部屋は会議室だろうか、椅子と机が規則正しく並べてある。
その部屋に女性ばかり三十人位が居る。
効き過ぎた暖房、乾燥した部屋、雪でぐちゃぐちゃな足元・・・・・・
ワタシは少し気が滅入っていた・・・・
するとスーツ姿の男が入ってきて、「次の番号の方〜!22番の方〜!」
ワタシは手元の番号札を見た。[この次だ]
戻って来た女性はいささか泣いているように見えた。
また暫くして、スーツ姿の男が「次の番号の方〜!23番の方〜!」
「はい」ワタシは番号札を確認しながら返事をした。
戻って来た女性とすれ違い、部屋へと案内される。
間違いない。確実にすれ違った女性は泣いていた・・・・
ワタシは背筋をピンと伸ばし、部屋に入った。
通された部屋は会議室だろうか、椅子と机が規則正しく並べてある。
その部屋に女性ばかり三十人位が居る。
効き過ぎた暖房、乾燥した部屋、雪でぐちゃぐちゃな足元・・・・・・
ワタシは少し気が滅入っていた・・・・
するとスーツ姿の男が入ってきて、「次の番号の方〜!22番の方〜!」
ワタシは手元の番号札を見た。[この次だ]
戻って来た女性はいささか泣いているように見えた。
また暫くして、スーツ姿の男が「次の番号の方〜!23番の方〜!」
「はい」ワタシは番号札を確認しながら返事をした。
戻って来た女性とすれ違い、部屋へと案内される。
間違いない。確実にすれ違った女性は泣いていた・・・・
ワタシは背筋をピンと伸ばし、部屋に入った。